社会不安障害Q&A
社会不安障害(SAD)に関して、当医院に寄せられるよくある質問にお答えしています
Q1. あがり症や赤面症、対人恐怖症は病気なのですか?

A1. 極度の緊張する場面に恐怖を感じる、何とかして避けようとして生活に支障が出る。
こういった症状は、“社会不安障害(SAD)”の可能性があります。
社会不安障害(SAD)は、本人によって性格の問題と判断してしまったり、日常的な不安の一部として見過ごされる傾向があります。が、これはれっきとした病気なのです。
10代~20代で発症することが多く、男性よりも女性のほうが少し多いといわれています。
Q2. どのような場面で症状がでるのですか?
A2. 何気ない日常生活から、舞台のスピーチなど、いろいろな場面で見られますが、人前で話をする場面で不安を訴える人が多いです。
詳しい症状については、社会不安障害(SAD)の詳しい症状をご覧ください。
Q3. 病気の原因はなんですか?
A3. 大勢の前で挨拶や、発表の場面で異常に緊張していることを自覚した。人前で馬鹿にされたり、恥をかいた。など、ある不快な体験がきかっけとなって発症するといわれています。
血中のノルアドレナリンが健常者より高く、自律神経の反応の仕方が違っているという見解がなされています。
詳しいことはまだ解明されておりませんが、様々な神経伝達物質が相互に関与することによって病態を形成しているものと考えられています。
Q4. ふるえがあるのですが、これも社会不安障害(SAD)ですか?

A4. 社会不安障害(SAD)のふるえと似た症状に、次のような病気があります。
- 本能性振戦
- 甲状腺機能亢進症
- パーキンソン病
- アルコール依存症
ふるえにお悩みであれば、専門医の診察を受けましょう。
Q5. どのように診断するのですか?
A5. 問診が中心です。STAIやリーボービッツの社会不安評価尺度、SADスケールなどの簡単なテストなどを使っていきます。
他の疾患の除外診断のための検査が必要なこともあります(血液検査や心電図など)。
Q6. 治療はどんなことをしますか?
A6. 社会不安障害の治療には薬物療法と、認知行動療法があります。
詳しい治療法については社会不安障害(SAD)の治療法をご覧ください。
Q7. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
A7. 社会不安障害(SAD)という疾患に関しては環境などによる個人差があるため一概には言えませんが、大まかな目安として、薬物療法と認知行動療法の組み合わせで、症状が改善し、本人に自信がつき、行動がそのひとのものになり、新しい行動パターンとして確立されていくまで、約6か月~数年は治療を続けた方が再発が少ないといわれています。
Q8. 健康保険は使えますか?
A8. 社会不安障害(SAD)は保険適応疾患です。保険適応疾患なので健康保険も使えます。
診療内科や精神科があるクリニックで治療が受けられます。
一般の薬局では薬は販売していません。
Q9. 再発しますか?
A9. 治療を中断したりすると、再発率も上がってきます。
医師の指導に従えば、再発は防げますし、治る病気なのが社会不安障害(SAD)です。

