社会不安障害(SAD)とは?
社会不安障害(SAD)とは、単なる“内気”や“恥ずかしがり屋”とは異なり、治療できる疾患です。
性格などの問題ではありません。
社会不安障害(SAD)という病気

- 会議などで発表したり、意見を言ったりする。
- 人前で電話をかける。
- 権威のある人やよく知らない人と話をする。
- 多くの人の前で話したり、歌を歌ったりする。
このような状況に自分が実際置かれたり、また置かれることを想像したとき、「緊張」や「不安」を感じることは、だれでもあることです。
社会不安障害(SAD)は、このような状況で、普通の人よりも強い“不安”や“恐怖”を感じ、それらの状況を避けることによって、社会生活や、仕事に支障をきたしてしまう病気です。
社会不安障害(SAD)の発病
■病因
社会不安障害(SAD)の病因の詳しくはまだ解明途中です。
精神的な要因として、次のようなことが挙げられます。
- 大勢の前で挨拶や、発表の場面で異常に緊張していることを自覚した。
- 人前で馬鹿にされたり、恥をかいた。
社会不安障害(SAD)と診断されている人の60%は、不愉快な出来事を契機に発症した、という研究があります。
また、生理的な要因としては、セロトニンやドパミンなどの脳内の神経伝達物質のバランスが崩れ、神経が過敏な状態に置かれることによって発病する、ともいわれています。
“あがり症”や、“対人恐怖症”といった症状で認知されていますが、実際に医学的根拠をもった、治療できる疾患なのです。
■性別・年齢

社会不安障害(SAD)の発病は、10代半ばから20代前半が最も多いと言われています。
性別では男性よりも女性の方が少し多く、アメリカで行われた調査によれば、発病年齢の平均は15歳とされています。不安を持つ障害の中で、最も発病年齢が低いと言われています。
■合併症
社会不安障害(SAD)を発病したまま放置しておくと、うつ病、パニック障害、アルコール依存症などを併発しやすいといわれています。
一般的な診断では、社会不安障害(SAD)が前提の病気だと診断されにくい傾向にあります。
社会不安障害(SAD)単独で発病するケースは20%程度に過ぎません。
うつ病、アルコール依存症などで診断を受けても、社会不安障害(SAD)が併発している可能性を探りながら診断・治療していくことが重要です。
■診断
社会不安障害(SAD)の発病は、10代半ばから20代前半が最も多いと言われています。
性別では男性よりも女性の方が多く、アメリカで行われた調査によれば、発病年齢の平均は15歳とされています。不安を持つ障害の中で、最も発病年齢が低いと言われています。
■治療
社会不安障害(SAD)の治療法には、薬物療法と、認知行動療法の2種類があります。
薬を使用しながら、日常生活で自信をつけていく。不安を感じさせる場面になれる、という訓練によって治療を行っていきます。


